ごあいさつ
21世紀を向かえ、新しい時代がスタートしたわけですが、世界においても、また日本においても混沌とした状態が続いております。
特に日本においては経済不況が永く続いており、未だに抜け出せずにおります。
その状況の中で、私達メーカーについてもその本質が問われます。
お客様に安心して喜んで食して頂く、その為に尚一層の製品管理と味の追求に努めることが、私達の責務ではないかと存じます。
さらに地域社会に存在感のあるメーカーとして社員一同努力していく所存でございます。
代表取締役社長 小林甚一
会社概要
会社名 | 株式会社 小林甚製麺 |
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代表者 | 小林 甚一 |
創業 | 明治41年 |
設立 | 昭和51年4月1日 |
資本金 | 3000万円 |
従業員 | 30名 |
所在地 | 長崎県南島原市西有家町須川388番地 |
電話番号 | 0957-82-2224 |
FAX番号 | 0957-82-8644 |
グループ会社 | (有)菱甚 長崎県南島原市西有家町須川388 TEL 0957-82-2224(代) FAX 0957-82-8644 |
会社沿革
明和元年 | 小林甚六家武、宮崎より人吉を経て島原渡来。農業の傍ら、製麺業を営む。 |
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明治41年 | 小林甚平、平造を経て、先代社長、甚五郎翁が西有家村須川船津乙615に工場を新築する。 |
大正元年 | 西有家町須川志斗に移転、手延べそうめんを製造する傍ら、食料品売買の業務を拡張する。 |
昭和22年 | それまで併設していた醤油工場を改築、機械製麺を始める。又、これを機に麺類製造販売を専業とする。 |
昭和34年 | 敷地が手狭になった為、現住所である、西有家町須川宮の下388に移転する。 |
昭和48年 | 隣接していた、たばこ集荷倉庫を買収、手延べそうめん工場に改築、手延べそうめんの生産増大をはかる。 |
昭和51年 | 名称を「有限会社 小林甚製麺」として、会社設立する。 |
昭和52年 | 機械製麺工場を増設、中華半生麺用機械設備を、充実させる。又、手延べそうめん工場を拡張し、それまでの1工場制を2工場制とする。 |
昭和54年 10月 | 手延べそうめん備蓄倉庫(9kg箱 約4万ケース収納)を建設する。 |
昭和60年 8月 | 新方式による中華半生麺用機械を設置する。 |
昭和61年 2月 | 冷風乾燥方式を採用した手延べそうめん工場を建設する。これにより、手延べそうめんのより一層の高品質化をめざす。 |
平成2年 2月 | 新社屋(4階建て)を工場敷地内に建設する。 |
〃 4月 | 「有限会社 菱甚」(資本金1000万円)を、販売会社として設立する。 |
〃 9月 | 社名を「有限会社 小林甚製麺」から「株式会社 小林甚製麺」に変更し、代表取締役に小林直之が就任する。同時に資本金を1000万円増資し、3000万円とする。 |
平成10年 4月 | より衛生的で効率的な生産を目的に、半生麺・中華麺生産ライン、包装ラインを備えた新工場を手延べ工場に隣接して建設する。 |
平成17年 6月 | 全部門を対象としたISO9001:2008(品質マネジメントシステム認証)を取得。 |
平成21年 5月 | 代表取締役に小林甚一が就任。 |
平成24年 2月 | 第52回全国推奨観光土産品審査会にて日本商工会議所会頭努力賞を受賞。 |
平成29年 6月 | 全部門を対象としたISO9001:2015(品質マネジメントシステム認証)へ更新。 |
平成30年 10月 | 乾麺・半生麺の機械製麺製造及び包装部門を対象としたFSSC22000(食品安全システム認証)を取得。 |
製造工程
手延べ工場
弊社の手延べ工場の特徴としては、2工場制であることと冷風乾燥であることです。
2工場制にすることによって、品質に対する責任感と技術の向上を計り、一人一人に職人としての意識を持たせております。
冷風乾燥については、従来ボイラーで一気に乾燥するのに対して、冷風で一昼夜かけてゆっくり乾燥させることで、乾燥むらを無くし、
より天日干しに近い状態で乾燥することが出来ます。また、それにより、塩分を少なくすることも出来ました。
仕込み(こね) | 小麦粉と食塩水で約40分間こねます。 |
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↓ | 熟成 |
圧延・成型 | 重しで麺体の空気を抜きながら、徐々に板状に延ばしていきます。 太い棒状の麺体に切断します。 |
↓ | 熟成 |
1番巻込 | 棒状に切った麺体を複合機を通して鉢に巻き込みます。 |
↓ | 熟成 |
2番巻込 | 1番巻から更にロールを通し、小さく巻き込みます。 このときに麺がくっつかないように油を塗ります。 |
↓ | 熟成 |
3番巻込 | 2番巻を自動巻にかけて巻き込みます。 |
↓ | 熟成 |
しの掛け | 掛機により二本の竹にチドリに掛けます。 |
↓ | 熟成 |
こ引き | 竹に掛けた麺を約40cm位に引き延ばし、むし室に入れます。 |
↓ | 熟成 |
本延ばし | 二本の竹で徐々にのばし、ハタに掛けます。 |
↓ | 予備乾燥 |
本乾燥 | 乾燥むらが無いように冷風で一昼夜かけてゆっくりと乾燥します。 |
↓ | |
切断 | 均等な長さに切断します。 |
↓ | 選別・金属チェック |
結束・箱詰め | 選別・金属探知機を通した後、50gずつ結束し、箱に詰めます。 |
本乾燥
切断
選別
機械工場
弊社の機械工場は平成10年5月に完成し、従来の工場と比べて衛生面・生産性に対して大きく向上しております。
特に半生の麺についてはより高品質の商品を製造するために生産ラインを見直し、最新の機械を導入しました。
この工場ではちゃんぽん・皿うどん等の中華麺やうどん・そば・そうめんを製造しています。
生産能力は1日で約1万食です(半生ちゃんぽんの場合)。
ミキサー | 小麦粉・食塩・唐あく水で20分~30分こねます。 |
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↓ | |
解砕機 | 麺体を作るためにほぐします。 |
↓ | |
複合機 | 帯状の麺体を作るためにロールで圧縮していきます。 |
↓ | 巻取り熟成 |
4段連続仕上機 | 4段階に分けて圧縮し徐々に薄くしていきます。 |
↓ | 金属チェック |
島田掛取機 | 均等に切断した麺を棒に掛けていきます。 |
↓ | 半生乾燥 |
蒸し機 | 麺にもちもちとしたコシを出すために蒸します。 |
↓ | |
袋詰 | |
↓ | 計量 |
包装機 | |
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箱詰め | |
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製品出荷 |